もめんとMeet-up@ちゃぷらに参加してきた
はじめに
2023年12月22日(金)に弊社MBSのちゃぷらステージにて、【大阪開催】もめんと Meet-up #8 Momento × フレンドライクなベンダー祭り!が開催されました。
私も参加してきましたので、その模様を現地レポートします。
会場について
弊社では、ちゃやまちプラザというイベントスペースがあります。
今年のMedia JAWS、そして来月のJAWS UG 大阪など、様々なイベントで盛り上がっています。関西にお住まいの方、ぜひ足を運んでみてください!
もめんとMeet-upとは
Momentoは、サーバレス技術の新星として業界をリードしています。connpassのイベントページによれば、「Momento Meet-upは、技術や活用情報、ユースケースを共有する月次イベントです。」
実際に体験してきた内容を次章以降で述べます。
当日のアジェンダ
当日は以下のような流れで進行されました。
時間 | 内容 |
---|---|
19:00 | 開場 |
19:30 | 本編 |
Momento 紹介&最新情報 | |
Momento Community Advocate 小板橋さん | |
19:40 | セッション① TBD / Cloudflare 亀田さん |
20:05 | セッション② TBD / Postman 川崎さん |
20:30 | セッション③ TBD / TiDB (PingCAP) 関口さん |
21:00 | クロージング |
感想・フリートーク・集合写真 |
セッション0:Momento 概要&最新情報
スピーカー: 小板橋さん(Momento Community Advocate)
小板橋さんはMomentoのサービス哲学とサーバレス技術の将来像を熱く語りました。
特に、Momentoがサーバレスサービスに重点を置く理由について、「なぜサーバレスなのか」という観点からも詳しく説明がありました。 ご興味ある方は、公式サイトで詳しく記載されていますので、ぜひ覗いてみください。
また、彼らが提供するMomento Vector Indexは、LLMのような先進的な技術と組み合わせて使用することで、開発者が直面する多くの課題を解決する可能性を秘めていますね。
Momentoといえば、キャッシュというのがまず思い浮かぶところ。その強みを活かしつつ、最近のトレンドを踏まえ驚異的なスピードでサービスを成長させている。そんな印象を受けました。
セッション1:Cloudflare Workersを使用して、Momento CacheをTiDB Serverlessのインラインキャッシュとして活用するAPIをPostmanから叩く
スピーカー: 亀田さん(Cloudflare Japan)
亀田さんは、Cloudflare Workersの利点と、それがいかにMomento CacheとTiDB Serverlessを効果的に結びつけるかを実例を交えて紹介しました。
最初にCloudflareの簡単な説明がなされ、今回使用したCloudflare Workersの紹介。端的にいうと、Cloudflare Workersのエッジコンピューティングサービスの一つですね。AWS好きの方は、Lambdaをイメージされると良いと思います。ただ、セッション内ではLambdaとの違いにも言及されていまして、特に印象的だったのは、CloudflareはNode.jsのサポートには限定的ということです。大きな理由としては、Node.jsのバージョンアップ対応にキャッチアップするのが大変だからということを述べられていました。
セッションでは、実際のコードスニペットと構成のデモが行われ、参加者は実世界での応用可能性を具体的にイメージすることができました。
内容については、こちらZennにて記事が公開されています。
Cloudflare Workersを使って、TiDB Serverless のインラインキャッシュとしてMomentoを使うAPIサンプル
詳しく知りたい方は上記記事をぜひ、見てみてください。
セッション2: APIテクノロジーという視点でMomentを語る
スピーカー:Postman株式会社 川崎さん
続いてのセッションは、APIという観点でMomentを語るという内容。
そもそも、皆様Postman使ったことありますか?
外部APIを叩いたり、APIを開発する際に非常に便利なツールがPostmanです。私も、バックエンドでAPIを開発していた際に非常にお世話になりました。便利ですよねPostman。他にも、ちょっとしたAPIを叩いてみたい。その挙動を確認したい。そんな時にも便利です。そんなPostmanの川崎さんからお話を聞けるなんて、個人的にはテンション爆上がりのセッション内容です。
Postmanは最近ではスマホゲームも公開しているようで、ご興味ある方はぜひ遊んでみてください。APIの勉強になるようです。
https://blog.postman.com/download-mobile-game-postman-api-first-journey/
前段でAPI設計等の考え方や、最近のトレンドをご紹介いただき、MomentoのAPI設計の背後にある考え方、特にセキュリティ、スケーラビリティ、使いやすさを重視したアプローチを詳細に解説しました。
MomentoはAPI設計としては複雑なものになっているが、使用するユーザには非常に優しくユーザフレンドリということを強調されていましたね。
セッション3: 開発者のためのServerless with TiDB/Momento/Postman
スピーカー:PingCAP Developer Advocate 関口さん
PingCAPの関口さんから、TiDB ServerlessとMomentoとPostmanを組み合わせて使ってみたという発表内容。
まず最初にTiDBの説明ですね。
私自身、TiDBを使用してことがなかったので、本セッションを通じて使ってみたい!と思いました。特にTiDB Serverlessなら安価で試すことができるとか。Cloud Spannerをモチーフに作られているサービスのようですね。
また、TiDBはMySQL互換なのでユーザフレンドリーともおっしゃられていました。
サーバーレスのDBだと、AWS DynamoやGoogle Cloud FireStoreが思い浮かびますが、それらはアプリケーションをかなりそれ用に作り込まないといけないですよね。ただ、TiDBサーバレスはMySQL互換なので、普段MySQLを使用しているアプリケーションなら、即座にリフト可能らしいです。すっごく魅力的ですよね。
本題ですが、関口さんは、具体的な開発シナリオを通じてTiDB Serverless、Momento、Postmanの組み合わせの強力さを示しました。彼は、これらの技術がどのように連携して機能するか、そしてそれが開発の柔軟性と生産性をどのように向上させるかについて実例を用いて説明しました。特に、非同期書き込みとキャッシュ戦略の実装に関する詳細な説明は、参加者に深い技術的洞察を与えました。
ベースとしては、こちらの記事で以前に作られたものを使用しているようで、それに非同期の拡張部分を追加したというのが今回のデモ内容です。
これだけ色々なサービスが疎結合で、簡単につながるというのは魅力的ですよね。
懇親会
懇親会では、参加者との深い意見交換を行いました。新たな知見と刺激を受け、サーバレス技術の可能性を再認識する素晴らしい機会でした。
最後に
今回、現地で参加できたことは本当にラッキーでした。各セッションを通じて、サーバレス技術の世界にさらに飛び込むことができ、Momentoの可能性にわくわくしました。特に、CloudflareやTiDB、そしてPostmanとの組み合わせがどれだけパワフルかを見るのは非常に刺激を受けました。
でも、一番良かったのは、同じ興味を持つ人たちとリアルに交流できたこと。懇親会での話は、ただの技術談義を超えて、私たちの日常生活や仕事にどう影響するかということまで広がりました。こういうイベントに参加するたびに、学び続けることの大切さを思い出しますね。