技術開発から現場のDXまで! 社内技術展示会 「MBS TechVision EXPO 2026」
2026年10月6日・7日の2日間、社内向けの技術展示・報告会「MBS TechVision EXPO 2026」を開催しました!
昨年に続いて、今年で2回目の開催です。
(第1回の様子はこちら)
会場の様子
MBSのエンジニアは、放送をはじめとする日々の業務に加えて、生成AIの活用や新たな映像表現など、新しい技術にも挑戦しています。ただ、その取り組みは同じ社内でもなかなか見えにくいものです。
そこで、エンジニアの1年間の成果を社内に広く知ってもらうために、このイベントを開催しています。
私はMBSでエンジニアをしており、今回は運営メンバーとして6月頃から準備を進めてきました。
この記事では、今年のイベントの様子と、昨年から進化したポイントを紹介します!
イベントの構成
昨年と同じく、ポスター・デモ展示とセッションの2本立てです。今年は展示が8つ、2日間でセッションが10本でした。
セッションは、LT(短い発表)を次々に行う「なんでもミニプレゼン大会」と、エンジニアと現場の社員が協力して開発したシステムを紹介する「事例紹介」で構成しました。
タイムテーブルと会場マップ
受付・投票システムを刷新
社員証をかざすだけで受付が完了するシステムを作り、受付業務を省力化しました。
また、各ポスターにはNFCタグを貼っており、スマートフォンをかざして気に入った展示に投票すると、その結果がリアルタイムで画面に表示されます。
受付の様子
リアルタイムで更新される投票画面
セッション
なんでもミニプレゼン大会:現場の社員が自らDX事例を発表
今年一番の変化は、「なんでもミニプレゼン大会」で各部署でDXに取り組む現場の社員3名に登壇してもらったことです。それぞれの職場で進めてきた業務効率化の事例を紹介していただきました。
生成AIが社内に広がり、これまでエンジニアや外部に頼っていた課題を現場の人が自分の手で解決する場面が増えてきたように思います。ただ、こうした取り組みは部署の中で完結することが多く、社内で広く知られる機会はあまりありません。
せっかく運営メンバーになったのだから、この取り組みを全社に広げたいと考え、現場の皆さんに登壇をお願いしました。
現場のDX事例の発表は、私をはじめエンジニア職のメンバーにとっても大きな刺激になりました。また、聴講していた開発経験のない方にとっても、「自分でも手を動かして作ってみよう」と思うきっかけになったのではないでしょうか。
現場主導のDX事例の発表①
現場主導のDX事例の発表②
もちろん、エンジニアによる発表もありました。若手エンジニアを中心に、開発中の技術や実際に検証してみた結果などが紹介されました。
入社1年目のエンジニアによる発表
入社2年目のエンジニアによる発表
事例紹介:現場の社員とエンジニアが一緒に開発したシステム
事例紹介では、現場の社員とエンジニアが一緒に開発したシステムを2つ紹介しました。
業務を一番よく知る現場の担当者と、それを形にするエンジニア。どちらか一方だけでは生まれなかったシステムについて、両方の立場から語ってもらいました。
現場の社員とエンジニアが並んで登壇
大盛況のセッション会場
ポスター・デモ展示
会場には8つのブースが並びました。各ブースでは出展者が来場者に直接説明しながら、実際にデモを触ってもらいました。
ポスターを読むだけでなく、作った人と話しながら体験することで理解が深まり、出展者と来場者の間で自然と会話が生まれました。
今年の展示は、大きく3つのテーマに分かれていました。
新たな映像表現
放送局らしく、映像の新たな見せ方に挑戦した取り組みが集まりました。VRゴーグルをかけて、映像の中に入り込むような体験ができるブースもありました。
来場者で賑わう展示ブース
VRデモを体験する来場者
さらに今年は、会場内にグリーンバックを使ったフォトリアルVRスタジオセットの展示も登場しました。Unreal Engineを活用することで、従来よりも低コストでリアルな空間を実現しています!
フォトリアルVRスタジオセットの展示
既存業務のアップデート
日常業務をAIやクラウドで効率化する取り組みが進んでいます。日々の記録や過去の事例をAIで探しやすくするなど、現場の負担を減らすための取り組みが紹介されていました。
AIで業務を支援するシステムの展示
AIの活用
社外にデータを出さずに使えるローカルLLMや、AIで画像を生成してその場でシールにする体験型の展示など、身近な使い方から次の一歩を見据えた取り組みまで、幅広い展示がありました。
ローカルLLMの展示
生成AIを活用した展示に集まる来場者
やってみて感じたこと
続けることで、少しずつ定着していく
準備中は「本当にみんな来てくれるだろうか…」と不安になることもありましたが、2日間で昨年を上回る280名が来場してくれました。
社内イベントは、続けることで少しずつ文化になっていくのだと実感しました。
賑わう展示エリア
登壇者の幅を広げると、来場者の幅も広がる
今年は発表する人をエンジニアに限らなかったことで、思わぬ変化がありました。登壇者と同じ部署の人たちが、「同じ部署の人が話すなら」と会場に足を運んでくれました。
普段はエンジニアのイベントに縁のない人たちにも来てもらえたことで、「社内に広く知ってもらう」というこのイベントの目的に、一歩近づけたように思います。
おわりに
運営メンバー・出展者の集合写真
今年は2日間で280名が来場し、そのうち163名がエンジニア以外の方でした。半数以上がエンジニア以外の方だったことは、運営として大きな手応えになりました。
来場者アンケートでも、こんな声をいただきました。
「文系や経営陣にもわかりやすいかたちで、最新のテクノロジーを紹介してもらえて助かります。」
「実務の困りごとや、実務の発展からの開発が多いのが素晴らしいです。」
「技術陣のエネルギーが感じられてとても良かったです。」
2回目の開催を通して、エンジニアの技術と現場の課題が出会う場として、このイベントが少しずつ育ってきたと感じています。今回の出会いから新しい開発が生まれ、来年のEXPOで紹介される。そんな流れができたら嬉しいです。
この記事が、どなたかの社内イベントづくりのヒントになれば幸いです。


















