【re:Play 2023速報】AWS re:Invent 2023に参加した元制作技術マンが度肝を抜かれたのはre:Playだった

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はじめに

ITほぼ未経験でre:Inventに行ってきた

まず私の紹介ですが、5ヶ月前まではテレビ番組のカメラや編集などの制作技術系の仕事をしていました。AWSといってもリモートプロダクションの検証などでEC2を立てたりS3をJPCYBERなどを通じてクラウド編集で使用したことがあるというくらい。そんな私が7月にITの部署に異動となったのですが、異動後、間もないときに部長からある打診をされました。

「re:Invent 行ってきたらどう?」

いやいや、私が行くようなレベルのイベントなんだろうか?英語も話せないぞ?イベント会場はカジノで有名なラスベガス。部長は私にラスベガス史上最大の博打をしているぞ?

そう内心思いながら二つ返事で行きたいですと返答。
それから5ヶ月。何もわからない状態から1つずつ勉強していきました。そして普段の仕事でも使っていきそうなAWS AmplifyやAWS App Runner周りに興味を持ち、その辺りの知識を深めるためにアメリカに渡りました。

実際に行くとIT初心者でも学びの宝庫だった

re:Inventでは様々な種類のセッションがありますが、IT初心者の私はWorkshopがとても勉強になりました。ハンズオン形式で、わからないことがあればスタッフに聞きながらシステムを構築するというセッションです。
例えばAmplifyを使うセッションでも、「AmplifyとAppSyncを用いたリアルタイムアプリケーションの構築」や「AppSyncを使ったgraphQLとWebsocketの構築」など様々な視点からのWorkshopがあります。なのでトータルで見るとAmplify1つのサービスにおいても密度の濃い学びの数日間を作り上げることができます。

…と書きながら、ふと文章を書きながら感じました。これ、制作技術のときも同じようなことをしていたのでは…?

番組作りで映像チーフを担当する時は、現場のどこに何台カメラを置くかについてディレクターと議論し、ベストな画作りを考えます。
この様々な角度から各々のカメラの視点で撮り合うことで密度の高いテレビ番組を作り上げるということと、今回のre:Inventで私が学んでいる環境。全く違うように見えて実は同じだったのかもしれないのでは?だから制作技術から急にやってきた新米を部長は必ず実になると思ってre:Inventを薦めてくれたのか…?

ということで、テレビ番組を作っている技術者でもre:Inventは深い学びができる、とてもオススメのイベントだと思います。ぜひこの記事を見て行きたいと思ってくれた人は、ぜひ積極的に手を挙げていきましょう!(全力応援)

度肝を抜かれたre:Play

さて、タイトルとは全く違う内容をここまでつらつらと書いてしまいました。
IT初心者の私が体験したことや学んだことは別記事にさせていただくことにして、ようやく本題。私がre:Inventの中で最も衝撃的だったものはやっぱりre:Playでした。

re:Playとは

そもそもre:Playとは、re:Inventの4日目の夜に19:30から24:00まで行われる大変エキサイティングなイベントです。re:Inventの様々なセッション会場よりも北に位置するLAS VEGAS FESTIVAL GROUNDSで行われるため、私はホテルから出ているシャトルバスで現地に向かいましたが、首にぶらさげているバッジがあれば無料でモノレールで向かうことも可能です。

到着して会場に向かうや否や、重低音が聞こえてきた。もう興奮してきた。重低音と気持ちの高まりは同じ周波数なんだろうか、どんどん共振されていく。

バッジ確認用ゲートを通過すると、割れんばかりの照明で出迎えてもらえました。

会場全体

会場全体はこのような形。

地図の左下のThe Arenaではいろんなアトラクションがありました。
例えば、でこぼこした道を走るラジコンカーの対戦ができたり

柔らかくて大きなモーグルのコブみたいなものを走り抜け、最後に紐を握って上まで登り切るという4,5人での対戦ができたり、(降りる時は滑り台になっていてなかなか楽しい)

Button Mashと呼ばれるアトラクションでは15人の中で誰が速く足踏みができるかの勝負だったりと、子ども心をくすぐるような催しがたくさんありました。

体験した後は長時間息が上がってしまい、老いを感じてしまいました。でも楽しかったです。

また、外に出ると卓球台やピックルボールのコートがあったり、同時に5個のボールを使って戦う5人vs5人のドッジボールのテントも。

そしてお腹がすいてきたのでFood Tentへ。中規模くらいのフードフェスを超えるくらいのベンチと椅子の数。チーズバーガーや味噌の味のチキンなど、全部で6種類の食べ物が準備され、アルコールなどもいたるところで取ることができました。

圧巻のMain stage

お腹がご飯で回復した次は、日々のAWSスキルの詰め込みで疲れきった心を回復するために心のメインディッシュであるMain StageとLive Stageへ。

Live Stageも十分にすごかったですが、Main Stageはまさに圧巻。
今年のre:InventのMain Stageの大トリを飾るのは・・・なんとMajor Lazer!
21世紀の音楽シーンを牽引する3人ユニットで、アメリカでは知らない人はいないでしょう。時間が近づくにつれMain Stageはどんどん埋まっていく。

そして始まると共に会場のボルテージは最高到達点に。熱狂がすごい。

ステージのモニターも大画面。一般的な音楽フェスを超えるくらいの量の照明機材も曲に合わせて踊り狂う。

いま私はAWSのスキルアップのためにラスベガスに来たんだよな…、フェスのために渡米したわけじゃないよな…、と疑ってしまうレベルでした。
会場内の陽気な人から大人しそうな人まで老若男女、全員が心からステージを楽しんでいました。これが音楽だよな、これがエンターテインメントなんだよなと再認識することができた夜でした。

ホテルに着いて執筆している今も耳の中で余韻という名の重低音が鳴り止まない。
とても充実した4日目の夜でした。来年のre:Playはどのような内容なんだろう。365日後のre:Playが待ち遠しいです。

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