答えは"作らない"ことだった!? MBS TechVision EXPO企画「アーキテクチャスタジオ」で学んだ最適解の見つけ方

MBS TechVision EXPO

エンジニアの「もっと」を形にするイベントが誕生!

初めまして。入社2年目の中です。
弊社では、エンジニアが企画・運営を担当した社内イベント「MBS TechVision EXPO」を8月26日、27日に開催しました!

このイベントは、エンジニア以外の方々に、「こんなものを作っているのか!」と知ってもらい、普段の業務を少しでも楽に、少しでも面白くするためのマッチングの場を作りたいという想いから始まったイベントです。

今回は、エンジニアとして駆け出したばかりの私が初めてイベントの運営側として携わる中で、特に「やりたい!」と熱望し、先輩方のご協力によって実現した「MBS TechVision EXPO」内の企画「アーキテクチャスタジオ」について、お伝えしたいと思います!

元ネタはあの人気企画!?トップエンジニアを集めた悩み相談室

もしかしたら、「アーキテクチャスタジオってどこかの何かと似ているな…」と思われた勘の鋭い方がいらっしゃるかもしれません…。

おそらく、その鋭い勘は大正解!
何を隠そう、「アーキテクチャスタジオ」は、AWS Summitの大人気企画「アーキテクチャ道場」を弊社仕様にオマージュしたものです!

改めて、少しだけ企画概要をご説明しますと、私が所属するデジタルストラテジー局では、様々な部署から業務のDX化を依頼されることがあります。
DX化の要望に応えるべく色々な解決策を模索するのですが、なかなか正解が定まらない…。

今回は、そんな悩んでばかりの私が企画・運営という立場を最大限に利用して、弊社が誇るトップエンジニアを招集し、実際に寄せられた要望の解決策をライブで議論していただきました!

「本当は多くの先輩に相談したいけれど、限られた時間の中では聞ききれない…」と感じていた私にとって、「アーキテクチャスタジオ」は、まさに夢のような贅沢な時間でした!!

「私の設計、これで合ってる?」尽きない悩みが生んだ企画への想い

ここで、私が「アーキテクチャスタジオ」の開催を熱望した理由を少しだけ語らせてください。

デジタルストラテジー局に配属されてからの1年半、いくつかのシステム構築案件に携わらせていただきました。

報道や営業の業務効率化を図るシステムを構築したり…。
古くなったオンプレ上のシステムをリプレイスしたり…。

携わらせていただけることは本当にありがたいのですが、その度に、「もし、構築するのが私じゃなかったらどんなシステムになっていただろう?」と考えてきました。

「MBS TechVision EXPOの企画・運営を一緒にやらない?」とお声がけいただいたのは、「もっと良い方法が絶対にあるはずだ…」と思いつつも、目の前の業務をこなしていた時期でした。

だからこそ、「イベント内でやりたい企画を考えてみて」と言われたときに、真っ先に思い付いたのが、「システム構築で悩んだ案件を、バックグラウンドが異なる色々な先輩に相談したい!」ということだったのです。

そんな私の思い付きを、多くの先輩方がサポートしてくださったおかげで「アーキテクチャスタジオ」は実現しました。
ご協力いただいた先輩方にはこの先足を向けて眠れません。

実は、イベント終了後も「結局、一番得をしたのは私だったんじゃないか」と心配していたので、参加した方から「良かったよ!」と声をかけていただいたときは、心の底からホッとしました。

もし、これを読んでくださっている方の中に、今の私のように迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ周りの先輩を巻き込んで「アーキテクチャスタジオ」なるものを開催してみてください!

そして、システム構築の猛者の皆さん。
どうか、迷える後輩を優しく助けてあげてください。

最大の学びは「システム化を諦める」という選択肢

実際に「アーキテクチャスタジオ」を開催してみて、本当に多くのことを学びました。

改めて痛感したのは、経験や視点によって導き出す「最適解」は全く異なる、ということです。

「アーキテクチャスタジオ」と銘打っておきながら、議論の末に出てきた最適解が「システム化を諦める」だったこともありました。
課題解決において、あえてシステム化しない選択肢もあるのだと気付けたことは、私にとって大きな衝撃であり、学びとなりました。

そして、自分とは異なる視点で意見をいただける環境がいかにありがたいか、改めて感じた時間でもありました。

今年の「アーキテクチャスタジオ」で学んだことを最大限に生かしつつ、来年は胸を張って「アーキテクチャスタジオ vol.2」を開催できるように、日々精進したいと思います!

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