放送局の社内ハッカソン『Tech Nexus CUP』開催しました!!
皆さん、こんにちは!先日、弊社で開催されたTech Nexus CUPの様子をレポートします。
Tech Nexus CUPとは
MBSの技術系社員を対象した社内ハッカソンです。
“社内の勉強会や社外セミナーで得た知識・スキルの発揮の場”や“部署や役職を超えたチームで多様な視点やスキルを共有”を目的に開催しました。
今回は2025年1月中旬~2月末までの約1ヵ月半にわたって、若手からベテランまで計22名が6チームに分かれて参加し開発に取り組みました。
ちなみにMBSではMBSメディアHDグループ各社の全社員を対象としたハッカソンを毎年開催しています。
MBSハッカソン2025の様子はこちら
テーマ
今回のテーマは「番組制作に関わる○○」です。
“新たな番組演出の創造や業務効率化など番組制作に関わるものであればなんでもよし”という幅広いテーマを設定しました。
採点基準
今最終的にチーム毎にプレゼンを行い、順位づけを行います。
以下の5項目を基準に採点を行いました。
期間中
今回のハッカソンは1ヶ月半にわたり、各チームが日々の業務と並行して開発に取り組みました。現場のリアルな課題と新しい視点や発想を融合させるため、チーム編成では若手・ベテランをバランス良く配置し、さらに番組制作経験者や現業に携わるメンバーが必ず加わるように工夫しました。
それぞれのチームが、自分たちのアンテナに引っかかったテーマを深掘り
各チームがじっくり話し合ってテーマを決めていました。それぞれのチームが、「これなら自分たちが面白いと思える!」「この課題を解決したい!」という熱意を持って、アイデアをブラッシュアップしていきました。
特に印象に残ったのは、ある飛行機マニアの参加者が、「MBSがライブ配信している伊丹空港カメラをもっとたくさんの人に見てもらいたい!!」という思いから、実際の報道の担当者へ演出の提案をし、現場とのニーズに合わせた開発に取り組んだことです。
業務効率化も、番組演出も、アプローチは色々!
開発テーマも本当に様々でした。業務を効率化したいというチームの中には、「とにかく正確に!ユーザーが使いやすいように!」と精度を追求しつつフロントエンドも作り込むチームもあれば、「リアルタイムにこだわりたい!」と、1フレーム単位でこだわるチームもありました。そして番組演出を作りたいというチームでは、「こんなの見たことない!」というような、ユニークなアイデアが提案されました。
報告会
報告会では各チーム10分のプレゼンを行いました。
どのチームも1ヵ月半の集大成として、審査員を驚かせる斬新なアイデアや実用性の高いプロトタイプが次々と披露されました。
そんな中1位に輝いたのはチームA!!
チームAはMBSが毎年中継している選抜高校野球をもっと盛り上げたいということで、各校の応援の可視化に着目した内容でした。“視聴者の参加型コンテンツ”や、“チャンスや得点時の各校ブラスバンドの演奏に合わせた演出”が提案されました。
来年以降に実際の中継で使用するため、引き続き開発に取り組むようです。
MBSの選抜高校野球中継は全試合配信で視聴できます。また決勝は地上波でも放送します!(近畿エリアのみ)是非ご覧ください!!
最後に
今回、技術社員向けのハッカソン「Tech Nexus CUP」を開催いたしました。
ハッカソンを通じて得られた学びや、生まれたアイデアをぜひ日々の業務にも活かしていきたいと思います。イベント終了後には、実際にいくつかの発表が実際の業務での活用に向けて相談をはじめており、大変嬉しく感じています。
改めて、参加いただいた皆様、素晴らしいアイデアと熱意をありがとうございました!
私自身、今回初めて運営に携わらせていただき、至らない点もあったかと思います。この経験を活かし、来年はより良いイベント運営を目指したいです。
また来年はぜひ参加者としても開発に取り組むことで自身のスキル向上を図りたいと強く感じています。