【日本語速報】Google Cloud Next ’24 参加 Day2

in Vegas

こんにちは。樋口です。
すでに本ブログでも記事(【日本語速報】Google Cloud Next ’24 参加 Day1 (著者: 松宮))を出していますが、ラスベガスで開催中の今年のGoogle Cloud Next ’24にMBSから3人が訪れています。

世界中の放送局にとって毎年4月のラスベガスといえば世界最大規模の放送機器・メディア技術の展示会NAB Showが行われることでおなじみですが、今年度のスケジュールは以下のようになっています。

いまやクラウド技術も含めたIT技術がなくてはならない放送局にとって、今回のこのラスベガスでのイベントスケジュールは両方のイベントに参加する大チャンスです。

Google Cloud Next’24でも日本の放送局の方にお会いしましたが、NAB Showと両方参加される方もチラホラいる印象です。

さて、今回のGoogle Cloud Next’24はすでに松宮の投稿でも書かれている通り、AI技術の様々な分野での活用に焦点を当てています。
その中で1日目のKeynoteで発表されたGoogle Workspaceに新たに追加予定のサービス、Google Vidsについて紹介します。

また私は昨年にもここラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2023(ブログはこちら)にも参加しましたので、Google Cloud Nextとre:Inventとの比較もしてみます。

Google Vids

1日目のKeynote(Google Cloud Next '24 Opening Keynote)で発表されたGoogle Vidsですが、EXPO会場内やその他のセッションでも発表がありました。

今回のCloud Nextでは製品の紹介用ムービーを作るというユースケースを例に説明されました。

ドライブ内のドキュメントを使うことでGeminiがプロンプトから数分で動画のアウトラインを動画や画像、BGMも込みで作成してくれます。なんとナレーションも自分の好みにあった音声で作成できます。(話し手の雰囲気(落ち着いた、元気な、etc.) × 国ごとの英語の特徴(US,UK,AUS)など)

もちろん自動生成された動画をベースにして自分のアイデアで編集することも可能です。アウトラインを作ってくれるだけでも大幅な時間短縮になるのではないでしょうか。

Googleドキュメントやスライドと同じように簡単にビデオを作成することができるサービスとして紹介されたGoogle Vidsですが、個人的な印象としてはCanvaで簡単な動画を作るイメージに近いと感じました。

そこにGeminiがもたらすパワーやGoogle Workspaceの1サービスであるというアドバンテージが組み合わされば非常に魅力的なサービスだと思います。

6月にGoogle Workspace Labsに登場予定とされており、EXPO内で日本語対応の予定などを聞いてみましたが、まずは今年中にGAを目指してローカル言語対応はもう少し先になりそうとのことでした。

Google Cloud NextとAWS re:Invent

昨年12月に開催されたAWS re:Inventにも私は参加しました。

まず大きな違いとしては開催される会場の数でした。
AWS re:Inventでは5つ以上のホテルが会場となっており、北はWynn、南はMandalay Bayまで歩いていくと1時間以上かかります。

Google Cloud Next’24では会場は基本的にMandalay Bayのみでした。Mandalay BayはAWS re:Inventでも使われた会場で、大きなコンベンションセンターがあるホテルですが、セッション向けに使っているホールやボールルームの数はGoogle Cloud Next’24の方が多かったです。

Google Cloud Nextはすべて同じ会場で行われるので、セッションを予約する時点で会場間の移動時間を考えなくて良く、これは非常に楽でした。

AWS re:InventでもCloud Nextでも公式アプリが提供されていました。
セッションの予約状況を見られるカレンダーや

次の会場までの経路案内をしてくれる機能はとても便利です。到着予想時刻やフロア単位の現在地まで表示されます。

AWS re:Inventのアプリは現在は見られず紹介はできませんが、アプリの一部は本ブログの過去の記事でも紹介されています。

他に感じた違いは、いわゆるハンズオンセッション(Innovators Hive Tech Training)です。

Google Cloud NextではPC(もちろんChromebox!)は会場に準備されています。一方でAWS re:Inventのハンズオンセッションは基本的にPCは自分で準備する必要がありました。

Google Cloud Nextの一部のTrainingではGoogle Cloud Skills Boostにログインして行います。Google Cloud Nextの登録アカウントにハンズオン用のコースが開放されるようです。
一方で、企業のアカウントでGoogle Cloud Nextへの参加登録を行ったが、企業のポリシーで管理外のPCにログインできないという方もチラホラ見かけました。はい、私もです。

そのような方にはプライベートのアカウントでGoogle Cloud Skills Boostにサインアップし、そのアカウントをスタッフに伝えるとそのハンズオンのコースを追加してもらうことができました。

まとめ

生成AIを実際のビジネスにどう落とし込んでいくのか、セキュリティや数々の生成AIの評価など「生成AI元年」と呼ばれた昨年から一歩踏み込んだ内容が多い今年のGoogle Cloud Next’24。
残すところは1日ですが、まだまだ楽しみなセッションが盛り沢山です!

また、来週にはNAB Showも控えているため、室内の冷房が効きすぎて寒め&外は乾燥度合いがきつめなラスベガスですがしっかりと体調管理に努めます!

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